(借方:負債) 支払手形
【科目説明】通常の営業取引により振り出した約束手形や引き受けた為替手形などの手形債務のことです。
 金融機関や関連会社から資金借り入れの信用証書代わりに約束手形を振出すのは借入金に入れるべきです。
買掛金(2百万円)のために約束手形を約束手形を振りだした。
「解説」負債(約束手形)が増加し、負債(買掛金)が減少した。
借方 貸方
 買掛金 2,000,000 2,000,000  支払手形
約束手形(2百万円)が満期になったので、決済された。
「解説」資産(当座預金)が増加して、負債(支払手形)が減少した。
借方 貸方
 支払手形 2,000,000 2,000,000  当座預金
仕入先に振出した約束手(3百万円)の資金繰りが苦しくて、期日延長をお願いしたら了承されて、利息(10万円)を含めて新手形を振出した(手形更新)
「解説」資金(約束手形)の切り替えて、費用(支払利息)が増加した。
借方 貸方
 支払手形 3,000,000 3,100,000  支払手形
支払利息 100,000
【融通手形について】
融通手形は資金繰りに窮した両者が手形を振出しあい、これを金融機関で割引いて資金調達することです。しかし、融通手形は決済が極めて不確実で、相手が倒産すれば買い戻し費用が必要となり、さらに資金繰りが悪化する危険性が高いので、いかなる事情にせよ発行すべきではありません。
【当座預金】
手形発行をするためには当座預金が必要で、支払手形の期日が到来すると、支払銀行の当座預金から手形金額が決済されてます。

Last Updated : 2006.8.15