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【科目説明】商品や製品などの売上や工事の請負などに際して、代金の一部または全額を物品引渡しなどに先立って受け取った場合に、その金額を一時的に処理しておく勘定です。 |
商品(3百万円)の注文を受け、代金の一部(百万円)を現金で前受けしてもらった。
「解説」資産(現金)が増加し、負債(前受金)が増加した。
借方 |
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貸方 |
現金 |
1,000,000 |
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1,000,000 |
前受金 |
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前受(百万円)しているを商品(3百万)を納品し、残高を掛けとした。
「解説」負債(前受金)が減少し、収益(売上高)と資産(売掛金)が増加した。
借方 |
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貸方 |
前受金 |
1,000,000 |
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13,000,000 |
売上高 |
売掛金 |
2,000,000 |
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- 【買掛金との違い】
- 同じ営業取引から生ずる債務ですが、買掛金はその代金を支払う義務があるのに対して、前払金は商品やサービスを提供する義務があるという点で両者は対照的といえます。
- 【前受金の会計処理について】
- 前受け金の前受け時及び売上時の処理方法には、以下の2つがあります。
■発生回数が少ない場合(原則)
前受け時 → 現金 |前払金
売上時 → 前受金 |売上高
■発生回数が多く、便宣的に用います。(会計記期中は売掛金で処理し、期末に残高を前受け金に
- 振替え、さらに翌期期首に再度売掛金に戻す方法をとります。)
前受け時 → 現金 |売掛金
売上時 → 売掛金 |売上高
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Last Updated : 2006.8.15 |