(借方:負債) 利益剰余金
【科目説明】事業活動や資産処分などの損益活動を源泉とする資本の総額が表され、目的によって以下のように分類されます。
利益準備金
資本の欠損への充当などに取崩に限定したを目的とする剰余金(利益準備金と資本準備金の合計額が、資本の1/4に達するまで、マイ決算期に生じた「利益の処分として支出する金額」の1/10以上を利益準備金として積み立てることを規定されています。)
任意積立金
財務上の考慮や定款の規定、株主総会の決議などで細目を決定する積立金で、目的、限度額などを任意に設定し、積み立てることができます。ただし設定及び取崩しは株主総会の決議を要します。(退職給付積立金、技術研究積立金、儀業拡張積立金など)
未処分利益
利益準備金や任意積立金を除いた使用目的が決まっていない利益(当期利益に前期から繰り越された利益と任意積立金の目的取崩し額を加えたもので、マイナスの場合は「登記未処分損出」と表示します。
株主総会で、冬季未処分利益(800万円)について、配当金(400万円)、退職給付積立金(200万円)、別途積立金(100万円)を決議した。(利益準備金の積立はない。)
「解説」資本(未処分利益)が減少し、負債(未払配当金)と資本(退職給付積立金と別途積立金及び次期繰越利益)が増加した。
借方 貸方
 未処分利益 8,000,000 4,000,000  未払配当金
2,000,000 退職給付積立金
1,000,000 別途積立金
1,000,000 次期繰越利益
Last Updated : 2006.8.15